【アラフォーの婚活】とんでもない人からしか届かぬいいねに泣いた。現実と向き合うマッチングアプリ

婚活って辛い。マッチングアプリって辛い。ないわーーー!!!という人からしか届かぬいいね。反対にいいなと思った人には相手にされない。
そんな現実と向き合って前に進む独身女の話。

とんでもない男性からしか届かない「いいね」

毎回婚活をしていて、一番辛いのは身の程を知る瞬間じゃないでしょうか。

マッチングアプリをやっていたとき。
マッチングアプリって、アプリの画面だけで判断させていただくと失礼ながら本当にとんでもない男性が多い。
実際会って話せば友達になれたりいい人だったり職場にいたら意外に仲良くなってる人も中にはいるんじゃないかと思うけど、アプリのプロフィール画面だけ見ると、「何がどうしてこうなった?!」みたいなびっくりする人が多い。

青白い蛍光灯に照らされた、部屋着に青白い顔の真顔の自撮りの人。
ぼやけていてよくわからない、いつ撮ったかもわからない写真を使っている人。
出会いを求めてアプリに登録しているだろうに、なぜか自分がモテない愚痴を投稿している人。
どうしてこの写真を選んだんだろう・・・な写りの悪く暗そうな印象を受ける人。
明らかに遊び相手探してるでしょ、と隠す気配もないふざけたプロフィールの人。
既婚者っぽいな・・・ってなぜかわかってしまう人。
女を舐めてるなっていうのがプロフィールから伝わってくる人。
50歳以上で決してスペックも高くないのに20〜30代を希望している人。

いちいち反応して「こんな人しかもう婚活市場には残っていないのか・・・」と落ち込んでたら精神持たないくらい。

しかし、私の元に届いたいいねの大半は上記のような方々からのものでした。
耐性がついてくると、「この人たちもいつまでも有料会員でいるつもりはないから、会員期間のうちに不特定多数の女性にとりあえずメッセージといいねを送りまくっているんだろな」とわかるのですが。
最初はいちいち傷ついていました。

「私はこんな男性にいけると思われるほどモテない女なのか」
「こんなチャラい男にとりあえず1回やれるとか思われてるほど価値のない女なのか」
「こんな高齢の方からしかいいと思ってもらえないのか」
「この人たちと私って同じレベルってことだよね・・・だって自分とは釣り合わなそうだなっていうイケメン高収入に私はいいね押さないもん」

と、いいねが来るたびに落ち込む。
35のババァがいいねをもらえること自体ありがたいことなんでしょうけども、申し訳ないが落ち込む。

「普通」くらいの男性が激モテしている

反対に、条件で検索してプロフィール写真を見ていて、
「あ、この人いいかも」
って人はすごい数の女子からのいいねが集まっている。

このレベルは無理なのか・・・と思い、
「まぁ、この人はなしではないな」
というレベルの人を見ても、すごい数の女子からのいいねが集まっている。

え、これでもダメなの?!と思い少し年齢を上げて検索してみる。
「なし・・・ではない・・・かもしれない・・・」
というレベルの人を見ると、やっぱりなんかピンと来ないし、生理的に無理だったりする。

じゃあもう見た目なんてどうでもいい、年収だけ縛ろう!と検索してみて
「よく顔写ってないし、なんか小太りっぽいしこの人くらいならどう?!」
と開けてびっくり、とんでもない数のいいねが集まっている。
アプリ婚活、お金持ち有利説・・・・。

「なしじゃない」くらいの人にも好かれない現実

一体、私はどうすれば・・・・・・・!!!
誰にも相手にされないじゃん!!!!

途方に暮れました。
いいなと思う人からはいいと思われない現実。
私がいいなと思ってる人から私は、

「うわっきも!こんな奴にいいね押される俺、へこむわー。俺のこと本気で行けると思ったのかな」

って思われてるってこと。

うおおおおおおおーーーーー!!!無理―――――!!!!

自分の理想と、婚活市場における自分のレベルの低さを突きつけられました。
そして、この辛い現実と向き合わないと私は絶対結婚できないと思いました。

そのことに気づかせてもらったのは、マッチングアプリを始める前に訪ねた結婚相談所での出来事。

20代の女性を上から目線で選別する50代独身男

結婚相談所の説明会に迷い込んだときのこと・・・。

※関連記事 【30代の婚活】結婚相談所の婚活アドバイザーの洗礼にあった話

近くの別のブースから会員男性とアドバイザーさんの会話が聞こえてきました。
どうやら、高いお金を払って入会したのに全然誰ともマッチングしないんだけどというクレームを言っているようでした。
声の雰囲気からして結構年も行っている。
40代後半〜50代でしょうか。

「20代前半に絞らず、30代まで広げてみてはいかがですか」
「なかなか●●様のご年齢まで幅を持たせて登録されている女性が少なくて」
などと、アドバイザーが困っている声が聞こえてくる。
渋々20代後半まで広げたらしく、しばらくしてアドバイザーが戻ってきて
「この方などどうでしょう。最近入会されたばかりの27歳の女性です」
「ふうん・・・趣味バレエか、いいですね・・・」

ん?
い い で す ね ????

なんなのその上から目線!!!!!!

そもそも50代なのに(決めつけてますが笑)20代女性に絞ってることが既に相当気持ち悪いのに、この期に及んでまだ自分が選べる立場の人間だと思ってんの?!
身の程をわきまえろ!
顔は見れなかったですが、万が一とんでもないイケメンでお金持ちだったとしても、20代女性縛りはキモいだろ!
キムタクだってキモいよ!

あぁこの人は、自分と向き合うことを恐れて、自分の老いも、自分の価値も見誤ったままここまできてしまったんだな。
周りの人も、身の程を知れなんて言えないし、現実を伝えてくれる人なんていないよねー
どこかで自分で気付くしかないんだよね・・・
かわいそうな人だな・・・結婚できないだろうな。
結婚相談所も、こいつは結婚できないだろうなってわかってて金ヅルとして入会させてるんだろうな。
もしとんでもなくお金持ちだったら、お金だけ目当ての割り切ってる女性が来てくれるかもね・・・

などと考えて、ハッとした。
私もこのままじゃああなるよ!!!!と。
そっくりそのままそのセリフお返ししますよ!と。

自分のレベルを勘違いしている女

たまに女性でも、自分のレベルを見誤っているお姉様っている。
バーや居酒屋のカウンター席で一人で飲んでいるとたまに出くわす。
体型や髪ツヤ肌ツヤ、服装や持ち物、振る舞いから総合判断して、すっかりもうおばちゃんキャラで売ってるのかと思ってたら、実は全力でまだ女な女性だったりする。

「最近●●で一緒に飲んだ男がぁ〜」
とかモテ自慢を始めたり、恋愛相談という名の満たされてるアピールを始めたり、イケメンの店主に女を発揮してるところを目撃したり。
ぽっこりお腹が気にならないのか、結構男ウケ狙ってる服着てたり。

年齢は関係ないと思う。何歳になっても全然男に色目使っていいと思う。
でも、自分がまだまだその市場で戦いたいならそれ相応の並々ならぬ努力が必要だと思う。
ぽっこりお腹なんとかしないといけないし、ぽっこりお腹を認めて年齢を重ねて変わってきた自分の体が綺麗に見える服装を研究するべきだし、くすんだ肌に安いファンデーション厚塗りしちゃダメだし、ちゃんと白髪も染めてトリートメントもしてほしい。

そういう女性を見るたびに、
「残念だなぁ。ああなったらおしまいだなぁ。悪い人じゃないし、気取らず無理せず自分のレベルを受け入れればもっと楽になれるだろうに。逆にその方がモテるだろうに」
といつも思わずにはいられなかった。

でも、もしかして私もそろそろそっちに行っちゃってたかも知れない!!
勘違いしないようにしようとは思っていたけれど、周りから見たら自分は思ってる以上にオバさんだったのでは。

これは身の程を知るということなのか、妥協なのか

このことに気づいた時は正直ショックでした。
受け入れたくない現実。

そう、私はモテない!!!!!!!!!

いや、モテるとも思ってないしモテてたことも人生で一度もない。

けどそれでも、ある程度異性を選ぶ権利は持ってると思っていた。
アプリのとんでもない男性たちを「ないわ〜」って思えるくらいの権利は持っていると思っていた。
でもそんな権利すらも持ってなかったんだ・・・
そのことに今まで気づかずにいたから、高望みばかりして結婚できなかっただけなんじゃないのか。
数少ない、チヤホヤされた思い出に縋って生きてきただけなのかも。

妥協じゃない、身の程を知るってこういうことなのかも・・・
恥ずかしい。本当に恥ずかしい。

大学受験なら、模擬テストを何回も受けて自分の志望校と自分の実力の差を客観的な数値で知ることができる。
婚活はそれができない。
イケメンお金持ち年下男性一流企業はE判定!要検討!このままじゃ無理だから志望校変えてね!
なんて誰も教えてくれない。
こうやって自分で傷つきながら知っていくしかないんだ。

自分の実力を知って傷つきつつも前に進む。それが婚活だ

アプリで現実を突きつけられてみて。
「まだまだいける、もっといい男いるはず、昔はモテたんだから、あの子とは違う、私はこんなもんじゃないはず」
などと私は、自分のレベルを昔から勘違いして、現実逃避し続けていたのかな。
なぜかスッと腑に落ちました。

もちろん、そんな現実に気づいて努力してすっごい綺麗になったりして、ハイスペックな男性を目指すのもありだと思います。
難関志望校目指すなら浪人だって視野に入れて。
けれど、私の場合はなんかもう、そっちの世界を追うのは疲れてしまいました。

ありのままの自分を好きになってくれる人、無理に合わせず背伸びせず自分のままでいられる人。
そういう人ってそっちの世界にはいない気がしたので。
こうやって人は現実を見て大人になっていくのかな、なんて思ったり。

そんなわけで、私のアプリ婚活は続く。
婚活って、ホント自分と向き合うことの連続。辛すぎる。

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