30代独身女、金曜日の新橋に女子力搾り出して狩りに行く【アラフォーの婚活】

アラフォーの私がマッチングアプリ婚活を始めて約2ヶ月ちょっとが経った頃。
アプリ婚活を始めたばかりの頃訪れるフィーバータイムも終わり、メッセージラッシュも落ち着いてきてだいぶ淘汰されてきました。
出会いはあるし、ちょっといいなという人も現れたし、でも付き合うには至らない!
クリスマスも近づいているし、3ヶ月と決めた婚活の終わりも近づいている・・・
何か、婚活に新しい風を吹かせたいと思っていました。流れを変えたいというか。

そんな時、仲良しのバブル先輩から「狩りに出かけたい」との誘いが。

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薔薇色の独身ライフに憧れるバブル先輩

バブル先輩は、「仕事がダメなら結婚だ」「世の中は金と土地」「学歴と年収は比例する」のバブル経験者らしい名言でいつも私を導いてくださる。
先輩とは毎週のように上野か新橋で飲んでいたのですが、最近婚活に勤しむ私を見て
いいなー若いっていいなー独身っていいなー楽しそうだなー色々選べていいなークリスマスとかもさー24と25で会う男違うんでしょ?いいないいないいなー楽しいなーバラ色だねー
とずっと言っていて。
その先輩は以前居酒屋の喫煙所で男性をナンパしてきてくれた実績があり(その人に紹介してもらった彼の部下がこの当時の第一志望の男性でした)、また新たな男性を斡旋してみせると。
本当は絶対自分が楽しみたかったんだと思いますが。

決戦は金曜日。少ない女子力を絞り出す

大事なのは飲む街選び。
コリドーはもう若い人ばかりでうちら誰にも相手にされなくてしょんぼりしそうだし、
有楽町のガード下も女子が若くてレベル高くてちょっと相手にされなそうだし、
でもいつもの上野は意外にスーツのサラリーマン少ない。
じゃ、新橋じゃないか?!おじさんばっかりだし!またおじさんに部下を斡旋してもらうパターンを目指そう!
上司に付き合わされた私と同世代くらいの男性もいるかもしれん!
しかも、あの辺いい会社多いけど新橋で飲むというところが気取ってなくていい!
と言う話になり、会社帰りに新橋に狩りに繰り出すことになりました。
(当時、会社が東京のそっち側だったのでこのラインナップとなってますが、本来は恵比寿とか側のがいいんでしょうね??でもなんかこっち側のが落ち着く私)

次に日程。
行くと決めた時はもう12月に入っていて、
優良企業は仕事納めであろう24日はクリスマス。
チームの軽い納会とか取引先との飲み会は17日にやりそうだし、
10日が会社帰りに軽く飲むサラリーマンが街に繰り出す年内最後の金曜日じゃないかと言う先輩の見立て。

毎日ひっつめ髪に日焼け止め、ゆったりニットにニットパンツと言う気の抜けまくりスタイルで通勤していたのに、その日だけはちゃんと婚活用に買ったカーディガンにレーススカート。
髪も巻き、肌もツヤを出した!
1日中キビキビと働き、そそくさと17時に上がったので周りも変だと思ったことでしょう。

張り切ってるの私だけだと思ったら、バブル先輩もウッキウキでトリートメントして久々パーマかけていた。
数年ぶりだというワンピースも着用されていました。

結局いつものハシゴ酒

しかし
全然ダメでした。
全く狩りになりませんでした。

絶対出会えるとおすすめいただいた立ち飲みのお店には勇気が出ず入れず。
他のお店でも男性だけのグループって意外に見つからなくて。
別の立ち飲み屋ではふつーーーーーに人生を語ってたら楽しくなっちゃってハシゴして、
最終的によく行くお店に着地して一晩終えました。

ダメじゃん!!!
女子力の無駄じゃん!!!
いつもどおりじゃん!!!

ツンデレ店員さんに恋をする

そんな流れの中の3軒目。
みんな店員さんが無愛想で、店員さんもお客さんもおじさんばかりの色気ゼロな昭和な居酒屋。
深夜食堂の大きい版みたいな感じ。
安くて美味しくて当時好きでバブル先輩とよく行っていました。
常連さんが多い感じなのですが、ネットで話題になったのかカウンター席はいつも一見さん風のカップルで溢れている。
初めて行った時は、誰一人として超愛想なくて怖!って思ったのですが、何食べても美味しい。
店員さんも店内装飾も全然洒落っ気ゼロで職人て感じ。
そのお客さんに媚びない姿勢が好きなのです。
ハシゴ酒の最後にバブル先輩と入るので毎度閉店までいて、全力で蛍の光が流れて容赦なく早く帰れと怒られるのですが。

お店のおじさんたちの中ではまだ若めの店員さんが、2回目で私のこと覚えてくれていて、
「こないだは最後追い出す感じになっちゃってすいませんでした、うちの店閉店時間に超厳しいんですよ」
と笑顔で言われて。
え♡あんなにそっけなくて冷たいのに私のこと覚えてたの♡
しかもその笑顔♡キュン♡

と、密かに恋をしていました。(恋をしていたとは、今文章にしてみて自分自身はじめて知りました)

その日も、「もう今日の狩りはダメそうだし、彼が見れればいいや、この巻いた髪も潤った肌も彼の目に触れれば本望だわ」と思ってたら。
彼すらもいないじゃないかーーーーーー!!!!!!!

美味しかったけど密かにがっかりしながらまた閉店まで飲んで、帰る準備をしながら先輩がトイレから戻るのを待っていたら、後ろから
「早く帰らないとまた冷たく追い出しますよ」
と、その店員さんが♡
キューーーーーーーーーーーーン!!!!!!!
「今日いないと思ってました!!会いたかったです♡」
とうっかりサラッと想いを伝えて帰ってきました。
チョロい客だ。(その日はキッチンだったらしいわ♡)

目的は果たせずとも、満たされた新橋の夜

あーもうこういう冷たい人が実は優しかったりするの(全然優しくはされていないことに気付いてもいない)ときめくんですよねー!!!
好き!!!!
と帰り道にバブル先輩に浮かれて話してたら、やはりお前はホントーーーーーーに男の趣味が悪いと散々言われました。
「男は顔じゃない、スタイルでもない!金だ!!!!!」
と再び名言を吐いておりました。
バブル世代は違うぜ。

全く目的を果たせていないのに、なぜか満たされて帰ってきた新橋の狩りでした。
これだからだめなんだ。

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