ジャニオタを彼氏や気になる男性にカミングアウトできるか問題【アラフォーの推しと婚活】

何かしらオタクの領域に達する趣味をお持ちの方も多いかと思います。
好きな人や気になる人、アプリで知り合って会ってる男性、彼氏などへ、男性が好まなそうな趣味や他人には理解されないだろうなぁ〜と言う趣味の告白問題について語ります。

オタクを告白できる相手か否かって、結構深い。

「これだけはヤメて!男性が好まない趣味●つ」的記事に思う

よく、ネットニュースやインスタのおすすめリールなどで、
「これだけはやめて!百年の恋も冷めるかも・・・男性が好まない趣味8つ」
みたいなの見かけませんでしょうか。
つい押してしまった!読んでしまった!
(こういうクソ記事絶対PV数上げたくないって思ってるのに、つい押してしまった!悔しいー!)

そこで紹介されていたのは、ゲーム、ボーイズラブ、占いなど。
「ボーイズラブはちょっと・・・気持ち悪いです」(23歳IT系・男性)
「部屋がグッズで埋め尽くされてたら引く」(26歳金融系・男性)
だってさ。

だからなんだよ。
別に好きなんだからいいじゃん。
誰にも迷惑かけてないじゃん。
そりゃ、もし結婚して幼子(表現が昭和)ほったらかして全国ツアー全ステ目指して家開けてたら問題かもしれないが!
関係ない人や、推し本人に迷惑をかける追っかけはもちろん言語道断だが!
その趣味を人に押し付けたら問題だが!
オタク活動によって借金とかしたら問題だが!
オタクが経済回してるって光一くんも言っていたし、純粋にオタクそのものは決して悪ではない!

こういう記事のおかげで、世の素直な女子が自分を見失うんじゃないか!(人のせい)

ジャニオタは物申す

今更ですが、私はジャニオタです。
ジャニーズへの信頼半端ないです。
おばあちゃんから3代にわたって脈々と受け継がれてきたジャニオタの血。
うちの一族の女、みんな自然にジャニオタ。
CMなどで特に好きでもない名前も知らないけどジャニーズのグループっぽい曲が流れて来ると、家族全員無意識に顔上げる現象起きます(これジャニオタ一家あるあるだと思います)
オタクと言うか、趣味というか、もはやライフワークと言うか、空気を吸うように自然に生活の一部です。

それ故に、ジャニーズキモいとかジャニオタキモいとか、ナチュラルにジャニオタ及びジャニーズを見下す人無理なので、この人いいなと言う男性には早いうちからジャニオタ宣言をしています。
早いうちにというか、初回からそれっぽい話題が出ると伝えていました。
居酒屋で話してて、有線でキンキの歌流れた時とか、テレビにキンキうつったときとかつい反応してしまう。
だって、年末年始、GW、クリスマスとかにコンサートするし・・・
チケット代が高額な舞台とか立て続けにやられるとお金ないし・・・
考えるまでもなくそっち優先するし・・・

でも若い頃は、一生懸命ジャニオタを隠そうとしていました。
いや、30歳くらいまで隠そうとしていたかも。
「普通に好き」くらいにごまかそうとしてたかも。
その頃付き合っていたクソな年下男は、自分がAKBオタクのくせにジャニーズに理解がなかった。
最初にジャニオタとかキモい宣言を彼がしていたため、言い出せなくなってしまったような・・・。
私も、年下と付き合ってたと言うこともあって大人の女ぶりたかったのでしょう。
そうやって自分が見せられない時点でうまくいくわけなどなかったのに。

オタク隠蔽から考えるモテたい欲求

ジャニオタを隠す以外にも、自分を偽ろうとしていたことって思えばたくさんありました。
いい男と付き合い、いい男と結婚するが価値観の全てだった高校生、大学生の頃の私。
くだらないモテ研究系の記事を読んでは、「自分はこのままじゃダメだ!モテないんだ!結婚できないんだ!」と思い、頑張って「世のモテる女」に自分を矯正しようとしていました。
ジャニオタは引かれるから隠そうとか(付き合ってもコンサートの日は絶対譲れないのに)
カシオレからのカルーアミルク飲んでみようとか(1杯目はビール以外に考えられないのに)
リブニット無理して着てみようとか(ゆったりしたボーダーのプルオーバーを愛しているのに)
ドラマに出てきた高いピンヒール履いてみようとか(スニーカーが一番好きなのに)
ロングにしてみたり(暑がりでせっかちだからドライヤーが猛烈にストレスなのに)

ほんと、無理してたなー。
自分、辛かっただろうなー。
でも今思えばかわいいなー。

ていうか、そもそも推してる本人に対して失礼だった!
彼らを恥ずかしいと思ってるのと同じこと!
なんということでしょう(ビフォーアフター)

ジャニオタを隠してしまうような人とは一緒にいられない

たくさんクソな人と付き合って失敗を重ね、
たくさんの人と婚活で知り合って、
同性の人生を楽しんでる先輩に出会って、
新しい環境で自分のことをよく知らない人たちのなかでひとりでやり直してみたりして、
結婚を一度諦めて自由に過ごすようになって、
なんだかもう自分のままでいっか!いいじゃん!と思えるようになって。
そしたら、隠してきたジャニオタも自分を形成する要素のひとつくらいに思えるようになりました。

アラフォーになった今は、自分のオタクな部分を出せない人とか、出したら嫌われるなぁとか思っちゃう人とは一緒にいられないなぁと思います。
それくらいのことで嫌われるかもって不安になるような男、無理だと思う。
そんな些細なことも隠そうとか思ってしまう時点で、オタクな部分以外も相手に見せられなくて苦しくなっちゃうんじゃないかなぁと。
オタクな部分も含めて自分なんだから、自分を見せられない相手ってもう私はきっと耐えられない。
ジャニオタだからキモいとか思って引く男性はこっちが願い下げだ!

そもそも、好きな子が好きなものをキモいとか言うってなんなわけ。
一緒に推せとは言わない。何も言わずほっとくくらいは誰にだってできるはずだ。

「ありの〜ままの〜姿見せるのよ〜」がやっと響いた

ジャニオタの話が意外に深くなってしまいました。
けどオタク心って一番純粋で自分の性格出る部分な気がするんですよね。

アラフォーになってみて、これまで自分が勝手に背負い込んできた思い込み的なものをポイポイ捨てていってる気がして。
公開当時イマイチ響いてこなかった
ありの〜ままの〜姿見せるのよ〜
これで〜いいの〜自分信じて〜
がやっと意味わかった気がする、36歳の雪が降りそうな夜です。

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