結婚願望強すぎ30代独身女が、婚活も仕事もひとり暮らしも人生も楽しむと決めるまで

はじめまして。あゆみと申します。
首都圏在住の36歳独身女です。

コロナ禍でもうこの会社は無理だと確信し13年働いた都内の割と大手の旅行会社を退職、今は文章を書くことで独立できる日を目指しつつ、ずっと憧れていた着物関連のお仕事をしています。(着物業界の方が旅行業界よりもう遥かに無理だと思いますが笑)

私、結婚しないんじゃなくてできないんです

30歳を超えての独身女性には大きく分けて2通りいると思うのです。
「結婚願望もないし特にひとりで間に合ってます、だってひとりって楽しいし」な地に足ついた大人女性と、とにかく結婚願望あるのに結婚できない女性。
私は完全に後者です。「結婚できないんじゃなくてしないんです」じゃなくて、「結婚しないんじゃなくてできないんです」。

アラサーの頃の苦悩を振り返る

思い出したくもない恥ずかしい過去を振り返ってみると。

母親が私を産んだ24歳で結婚すると信じていたので「2〜3年働いてすぐ寿退社するんだし」と、最初に内定を下さった会社に何も考えず適当に就職。
毎週のように合コン、飲み会、街コン、婚活パーティ、異性が現れそうなパーティに出かけ、友達の結婚式に出ても祝う気などさらさらなく男性を漁る。
習い事も趣味も出会いがありそうなものを選ぶ。


しかし。

なっかなか彼氏はできないわ、できてもすぐ喧嘩別れするわ、音信不通にされるわ、重い女だと罵られるわ、とんでもない最低男に引っかかるわ。散々でした。

その頃は仕事もうまくいかず、終電で帰って7時には家を出るみたいな生活をしていました。
自炊なんて到底無理で、寒い冬の深夜に食べるコンビニ弁当は本当に辛かった。
部屋は荒れ放題、湯船に浸かる時間なんてどこにもなく、休日はとにかく寝て、起きたら夕方。「この土日、洗濯機回しただけじゃん・・・」と毎週絶望。

職場の時短勤務の子持ち女性が羨ましくて(もはや憎らしくて)、「私の人生どこで間違えたんだろう、消えてしまいたい」とよく泣いていました。

コロナ禍で気付いた「私、独身でいいかも」

そんな2020年3月。「35歳を越えると妊娠難しい説」をずっと信じてきた私が、ついに34歳を迎えます。
34歳になったらさすがに全部理想とか諦めて、結婚相談所に入って結婚するためだけの人と業務的な結婚をすると決めていました。
しかしまさかの2020年はコロナ禍に終始。

旅行業は当時本当に何もやることがなく、会社へも1ヶ月に1回行けばいいくらい。10日間誰とも言葉を交わさないなんてことも当たり前の日々でした。

当時、人に会えなくて辛いとか鬱になるみたいな人が多かったと記憶していますが、私はこのひとりの生活が恐ろしく快適でした。
仕事のストレスも皆無、その時はお給料も全額支払われていて不安もなく(この後訪れる給料カットを私はまだ知らない)、人に会わないから独身であることの辛さも忘れました。

家でずっと観たかった映画を毎日3本観るという生活をしているときに、ふと思いました。
「あ、もうひとりでいいかも」
人生で初めて、結婚願望がなくなった瞬間でした。

「私が今まで結婚したいって思ってたのは、ただの嫌なこと(仕事)からの逃げとか、世間の目を気にしてただけだったんだな」
と、自分がどんなに頑張っても結婚できなかった理由がストンと理解できました。
そして、「だったらもうそんなのどうでもいいやー!自分が本当にしたいようにしよう!」と決めたのでした。

好きなインテリアの部屋に住み、好きなことをして、好きなものを食べて、好きな服を着て、好きなお酒を飲んで、好きなだけ推し活(ジャニーズ)に励み、楽しいと思える友達とだけ付き合う。
そんな毎日を過ごしていたら、すっごく楽しく満たされました。
結婚したい病さえ手放せば、自分がこんな幸せなんだということに感動しました。

ブレブレだけどとりあえず思った道を突き進む

しかし映画みたいにそのまま突き進むことはできず、気持ちがブレたり揺れたり。
仕事だけは相変わらず楽しくなかったので、転職したものの大失敗したり。
さらに老後のために婚活した方がいいんじゃないか?と目覚めて人生最大の婚活プロジェクトをしたり、思いもよらぬところで彼氏ができたり、会社員やめてフリーランスになってみたり・・・この2年いろんなことがありました。

2021年から続けているインスタでそんな日々を綴ると、同じような状況の方からコメントやメッセージをいただけるようになりました。
「周りは既婚者ばっかりなのに、こんなに世の中には仲間がいるんだなー!」「仕事辛いお年頃だよねー!」と私自身も安心すると共に、一番辛かった頃の自分にこれを読ませてあげたいと思いました。
そんなわけで、当時の自分に向けてこのブログを始めました!

辛かったアラサー時代の、不器用すぎる自分に向けて

このブログを読んでも結婚できたり、モテたり、彼氏ができたり、痩せたり、綺麗になったり、若返ったり、仕事がうまくいったり、お金持ちになったり、嫌いなやつと仲良くできたり、ミニマリストになれたり、理想のリーダーになれたり、夢が叶ったりしないです。

このブログはスマートに生きてきた女性には特に有益な情報は何もないですが、私のような不器用な女が読んだら気休めくらいにはなるんじゃないかなと。「大丈夫、これはみんな乗り越えてきた道なんだな」と知れたらそんなに思い詰めることもないかなと。ひとりで誰かを憎みながら妬みながら泣いてるよりは健康的だと思います。

「こんなに辛いの私だけだ、どうして私はこうなんだろう、何をどこで間違えたんだろう、人生やり直したい」と絶望したときに読んだらちょっと元気が出るような、「あ、まだ大丈夫かも」と思える日記にしたいです。

かっこいい負け犬になってやる

負け犬と呼ばれても、既婚女性にマウント取られても、独身だからって仕事押し付けられても。
どうせなら凛とした背筋伸ばした毛並みのいい負け犬でいたいと思うのです。

のんびりマイペースに更新します。
よろしくお願いします!

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